中古車を買取に出す際のステップについて、一般的な流れを以下に解説します。

1. 査定依頼

   • オンライン査定：車種や年式、走行距離などを入力するだけで、おおよその査定額がわかるサービス。複数業者を比較できるメリットがあります。
   • 店舗査定：業者の店舗に直接足を運び、車両を見てもらう。即日現金化できる場合も多いです。

2. 実車査定
   実際に査定員が車両の状態を確認します。この際、外装や内装、エンジンルーム、タイヤの状態、修理歴の有無が評価されます。特に「修復歴あり」の車両は査定額が大幅に減額されるため、注意が必要です。

3. 査定額の提示
   実車査定後、業者が最終的な買取価格を提示します。この際、交渉の余地があるため、他社の査定額を引き合いに出してみると良い結果が得られることがあります。

4. 買取契約の締結
   査定額に納得した場合、売買契約を締結します。この際、契約書の細部（解約条件や手数料）をしっかり確認することが重要です。

5. 車両引き渡しと代金の受け取り
   車両と必要書類（車検証、リサイクル券、印鑑証明書など）を渡し、代金を受け取ります。銀行振込が主流ですが、即日現金払いに対応している業者もあります。

査定額をアップさせる方法

• 外装と内装を整える
  車を清潔に保つことが重要です。洗車やワックスがけ、小さなキズの補修は査定額にプラスの影響を与えます。また、内装の掃除やタバコ臭・ペット臭の除去も高評価につながります。

• 整備記録を揃える
  整備記録簿や修理履歴が揃っていると、車両のメンテナンス状況が明確になり、信頼性が高まります。

• 純正部品の活用
  カスタムパーツを取り付けている場合、純正パーツに戻すことで査定額が上がるケースがあります。

車種・年式・走行距離による価格の影響

• 車種：トヨタのプリウスや日産のセレナのように需要が高い車種は高額査定が期待できます。
• 年式：初年度登録から5年以内の車が特に高値で取引されます。
• 走行距離：一般的に10万キロ未満が高評価を受けやすいですが、エコカーや電動車は耐久性が高いため、多少の走行距離超過でも査定額が下がりにくいです。

信頼できる業者の見分け方

• 口コミ・レビュー
  業者のGoogleレビューやSNSでの評判を確認することで、信頼性を評価できます。

• 認定業者
  日本自動車査定協会（JAAI）や中古自動車販売協会連合会（JU）の加盟業者は一定の基準を満たしているため安心です。

詐欺や悪徳業者を避けるポイント

• 契約前の確認
  契約書の内容をしっかり確認し、不明点があれば質問する。急な契約を迫る業者は避けましょう。

• 無料査定に潜むリスク
  査定後に手数料を請求されるケースもあるため、事前に全費用を確認しておきましょう。